2022.05.28
じつは、摂りすぎると、病気のリスクが高まる「意外な食べ物」50品目を大公開する…!
今日は何を食べようか。そんな時の判断ミスが、積もり積もって、やがて大禍を招く。人生を左右する、食との新たな付き合い方を知ろう。
大切な食習慣
人は一生に10万回の食事をするという。その一回一回で口にするものが、寿命と人生の質を決める。さながら人体は、食べ物を材料にして造られるひとつの建築物だ。
しかし偏食や悪食を繰り返していると、体の「建材」の質はどんどん下がる。あちこちガタつき、汚れ、もろくなっていく。そして最後には、崩れ落ちてしまうー。
がん食事療法・予防に詳しい西台クリニック理事長の済陽高穂氏が言う。
「がんや生活習慣病で亡くなる人のうち、およそ半数が、食習慣のせいで病気を発症しているとの研究もあります。特に気をつけるべきは『白い炭水化物』、『動物性脂肪』、『酸化した油やタンパク質』、そして『塩分』。基本的には、これらを摂取しすぎると細胞が傷み、さまざまな病気が生じてくると言えます」
「寿命を縮める」食材は、日々の何気ない食事に数多く潜んでいる。一覧では、専門家の最新の知見に基づき、50種の食べ物をピックアップした。

まず主食から見ていこう。専門家たちが一致したのは、白米や食パン・菓子パン、うどんにパスターつまり「白い」炭水化物のリスクだ。
「白米や食パンは純度の高い炭水化物のため、血糖値が急上昇し、膵臓や肝臓に負担をかけます。また、パンやパスタに多く含まれるグルテンは腸内で消化されにくく、粘膜の炎症を引き起こし、腸内環境を悪化させるのです」(スクエアクリニック院長の本間良子氏)