2022.05.25

ロシアの「プーチン」だけじゃない…密かにアメリカを追い込む「意外な国」の名前

ガソリン価格「高騰劇」の全舞台裏

これは「史上最悪のエネルギー危機」だ

アメリカのガソリン価格の高騰が大変なことになっている。

米国自動車協会(AAA)は5月20日に「ガソリンの平均価格は1ガロン=4.58ドルとなり、過去最高値を更新した」と発表した。

1ガロン=2.985ドルだった昨年同時期のガソリン価格の約1.5倍だ。この価格は1リットル当たりに換算すると150円以上の高値となる。

日本と比べて格段に安かった米国のガソリン価格が日本並みになっているのは異常事態と言っても過言ではない。

バイデン政権は「ガソリン価格の高騰はロシアのウクライナ侵攻のせいだ」としているが、本当だろうか。

バイデンは、プーチンに振り回されている Photo/gettyimages
 

確かに2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以来、米WTI原油先物価格は約15%上昇している。ところが、米ガソリン先物価格は30%以上の値上がりとなっており、じつはウクライナ危機だけがガソリン価格高騰の原因ではないのだ。

原油価格は3月上旬に1バレル=130ドルに高騰したが、その後急落し、5月に入ると100ドルから110ドルの間で推移している。中国の新型コロナの厳しい感染対策による原油需要の減少懸念と、西側諸国の制裁によるロシア産原油の供給懸念がせめぎ合う状態が続いている。

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