コロナ禍で外食の機会が減ってしまった一方、宅食の需要は急激に伸びた。健康に気を使い自炊に力を入れるようになったという声もよく聞く。在宅勤務で食事を準備する時間に余裕ができたので以前よりも手の込んだ料理を作るようになったという人もいるだろう。SDGsに則りフェアトレードやサステナブルフード、エコクッキングについて学ぶようになった人もいるかもしれない。あるいはロカボ、ときにはグルテンフリー、それからヴィーガン食……「食べること」への私たちの意識も日々アップデートしていかなければならない時代が来ているのだ。

……来ているのだ……来ているのかもしれない……しれないが……が、がッ! 時には! そんなことなど1ミリも気にせず! ただ欲望の赴くままに! すげー身体に悪そうでカロリーオーバーキルでテキトーに雑に作れてだけどだけども最高に美味しい食事、否、“うめえ飯” が喰いてえ! なんてときがあなたにもあるだろう。あるでしょうきっと。ありますよね? ないとは言わせない。

そんな「ギルティプレジャー」な気持ちに寄り添って、いや寄り添うというよりも欲望を煽りに煽ってくる作品が、ヤンマガ webにて好評連載中の『金曜日のバカ飯先輩』(原作:赤堀君/漫画:よしづきくみち)だ。「バカ飯」とはまさに言い得て妙なネーミング。この作品の見どころを作者インタビューとともに紹介しよう。

また今回、特別に期間限定で試し読み公開も実施中! 無料試し読みは最後のページに!!

原作/赤堀君 マンガ/よしづきくみち 文/FRaUweb

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リモート会議でも完璧なストイック先輩に詰められてます

赤堀君原作・よしづきくみち漫画「金曜日のバカ飯先輩」/講談社

食品会社勤務の皇 あおいは生真面目で仕事に厳しく、企画部のエースと評価されている。コロナ禍の在宅勤務・リモート会議でも、健康指向のダイエット向け商品企画を完璧にプレゼンし採用された。しかし彼女のストイックな姿勢は同僚から「カタブツ」と思われ若干浮いた存在でもある。

赤堀君原作・よしづきくみち漫画「金曜日のバカ飯先輩」/講談社

そんな皇から毎日のようにキツく指導されてるのが入社一年目のルーキー・辛坊 剛だ。彼は皇になんとか目にもの見せてやろうと日々あがいている。だが、今回のプレゼン会議で辛坊が提案した「罪深きバカカレーうどん」に対し、皇は厳しいダメ出しをするのだった。

後輩は見た! ズボラ&バカうま飯に感極まる先輩を!! 

リモート会議での公開処刑じみた激詰めに悔しさを噛み殺しているうちに、リモートを切り忘れていたことに気づく辛坊。しかし会議のウィンドウには、まだ皇が写っていた。まさか、先輩も切り忘れ……!? しかも辛坊もまだリモート会議室に残っていることに気づいていなそうなところを見ると、切り忘れたままウィンドウを最小化してしまったのか……!

赤堀君原作・よしづきくみち漫画「金曜日のバカ飯先輩」/講談社

思わぬ展開に動揺しつつも会議での仕打ちを思い出し、腹いせにこの失敗を利用して皇に逆襲しようともくろむ辛坊。だがウィンドウに現れたのは、高校時代の赤ジャージ姿でズボラに過ごす皇の姿だった。職場での彼女とのギャップに不覚にもちょっとときめいてしまう辛坊だが、そこへ畳み掛けるように皇は……。

赤堀君原作・よしづきくみち漫画「金曜日のバカ飯先輩」/講談社

先ほどのプレゼン会議でさんざんダメ出しした辛坊提案の「罪深きバカカレーうどん」のレシピを再現するのだった! うどん+カレー+牛丼+焼き餅+チーズ+卵黄その他薬、という男子高校生が考えたような「バカ飯」を作り、その罪深き味覚の快楽に打ち震える皇……そしてそれを密かに見ている辛坊……このギルティプレジャーな2人の関係性は、毎週金曜日の夕飯時に進展していく……のか?