「地面師事件」跡地にタワーマンションを建設中、100億円で土地購入も「十分利益はでる」

駅から徒歩5分の好立地

旭化成不動産レジデンス(以下、旭化成)がこの9月にも新規分譲するタワーマンション、「アトラスタワー五反田」が注目を集めている。5年前に発覚した「地面師事件」の舞台となった旅館・海喜館の跡地に建設されるタワマンだからだ。

「他人の土地を勝手に売却する地面師グループに騙されたのは積水ハウスでした。100億円は下らないと言われた海喜館の跡地を70億円の割安価格で持ち掛けられ、これに飛びついてしまった。結果、約56億円もの損失を被ったのです」(全国紙経済部記者)

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詐欺グループが摘発される一方、本物の地主を説得して用地買収に成功したのが旭化成だった。犯罪の舞台となった土地に建つ物件だけに、売れ行きに不安はないのか。不動産ジャーナリストの榊淳司氏が解説する。

「山手線の駅から徒歩5分という立地は数年に一度の掘り出し物件です。外国人への転売目的の業者も手ぐすねを引いて販売を待っており、あっという間に売れるでしょう。地面師事件? 買い手は誰も気にしませんよ」

一説には、「坪単価800万〜1000万円で売り出される」(不動産関係者)との見方も出ており、最も広いタイプ(約127平方メートル)で3億円もの売値が見込まれている。

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