モンスター級にやんちゃな三つ子男子をほぼワンオペで育て、育児ノイローゼで倒れたこともあったという島谷留美さん。その壮絶な経験から編み出した子育てメソッドを伝えるべく、現在、親子カウンセラーとして活躍しています。

前回の記事で島谷さんが伝えたのは、「ちゃんと」を手放し、「ま、いっか」の精神で子どもと接することの大切さ。子育ての「これをしなければ」を手放すことで結果、子どもの言動にイライラしたり、ストレスを溜めたりすることが激減し、親子の関係は良好に。さらに子どものやる気や自立心が磨かれる、というのは、三つ子の子育てを通して島谷さん自身が体感したことでした。今回は、その「ま、いっか精神」にさらに磨きをかけて島谷さん自身が身につけた「時短家事力」について、著書『子どもに伝わる魔法の「ほめ方」「叱り方」〜モンスター三つ子男子の母ちゃんが見つけた』(講談社)から一部をご紹介します。

野球をしていた三つ子の高校時代には、洗濯機を1日8回転!自らのメンタルを守り、日々笑顔でいるために磨いたのが「時短家事力」だった。(写真提供:島谷留美)

家事の「ちゃんと」を手放して親子が笑顔になる

カウンセリングをしていて思うのは、子育てだけでなく家事に関しても「〜しなければ」という先入観に縛られて、エネルギーを使いすぎている方が多いな、ということです。もちろん必要最低限の家事はありますが、1日は24時間。すべての家事を完璧にしよう、とハードルを上げると、いくら時間があっても足りません。家庭内を快適にするための家事なのに、結果として、子どもとのコミュニケーションでイライラしてしまっては本末転倒です。私が三つ子男子の子育てから学んだのは、家事にかける労力と時間をいかに削り、時短化できるかでした。

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家事が大好きで、料理や掃除をすることで心の安定が保たれる、という方もいらっしゃると思いますが、私自身はそうではありませんでした。そこで三つ子と向き合うエネルギーと心の余裕を確保するために、家事の時短化は必要不可欠だったのです。
 
ここでご紹介するのは、過酷な三つ子男子育児の過程で私が培った時短化メソッドの例です。極端な例もあるかもしれませんが、これくらい「ちゃんと」を手放すことで、子育て中のイライラがぐんと減り、親子関係を良好に保つことにもつながる、という参考にしていただけたらと思います。