2022.05.18
# 日本株 # 東証

日本株、ここにきて「自社株買い」が増えているワケ…プロ厳選の「10銘柄」を公開する!

“懸念”だらけの株式市場

「インフレ加速懸念で株が売られ…」これ、いつまで続くのだろうか。

日本の大型連休(ゴールデンウィーク)が明けた9日の東京株式市場では、日経平均株価が684円安(2.5%安)と大幅な値下がりになった。

ウクライナ情勢懸念、コロナ感染再拡大による中国の景気減速懸念、そして米国の金融引き締めによる米長期金利の上昇懸念…。懸念に懸念を重ねて大型連休に突入したはずが、大型連休が明けても変わらず“懸念”だらけ。

大型連休中に挟まっていたのが5月のFOMC。それまで散々、大幅な利上げを練りに練り込んで、株価は下がってきた。

そのFOMCでは、通常の2倍となる0.5%の利上げ&6月から保有資産の圧縮を始めることを決定。これは練り込んできた市場想定と全く同じ内容だった。

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このパターンの場合、先読み体質の株式市場では「知ったら仕舞い」で反応することが多い。

株価にとって想像以上に悪いシナリオに振れることを警戒し、機関投資家は事前に株価が下落した場合の損失を軽減するため「売りヘッジ」を入れておくが、今回のように想定内のシナリオだった場合、売りヘッジでショートしていた分を外す(=買い戻す)ため、イベントの想定内通過はアンワインド(巻き戻し)で株価が反転すると理解できる。

実際、FOMC直後はアンワインドが炸裂。NYダウも当日5月4日は932ドル高となり、さあ、リバウンドだ!の気配を見せたが…。

翌5日は、まさかの1063ドル安で全部帳消し。6日も98ドル安、週明け9日は653ドル安と大幅安で年初来安値を割れてしまった。何かがおかしい、そう誰もが思ったはず。

 

これまでは、何かあると急落するけど、それを通過すると「ハイ!元通り」これの繰り返しだった。しかしそれが起きない。「ハイ!元通り」な相場は金融緩和(QE)の下で成立してきただけで、金融引き締め(QT)の下では起こらないんじゃないか?

この“懸念”こそ、冒頭のインフレ加速懸念よりも、投資家にとっては重たいことなのではないかと思う。

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