「自分らしく生きられているのだろうか」

これだけはわかってほしいと必死に言葉を紡いだときは、「つーたんの本音が聞けて嬉しい」と彼女が受け入れてくれ、結果的にお別れを選ぶことなく、仲直りをすることができた。寒空の下、新宿駅南口で深夜2時過ぎまで話し合ったことも、様々な感情が入り混じり2人揃って涙することもあったけれど、彼女はいつも僕の微かな本音に耳を傾け続けてくれた。

最初のデートも公園だった 写真提供/つーたん
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そんなことを定期的に繰り返していたので、付き合いたての頃の僕は「自分らしく生きられているのだろうか」という自問自答が続き悩むことも多かった。一人バルコニーで缶ビールを飲みながら、人の流れをただただ眺め続けたこともあった。しかし彼女と会うたびに、彼女と様々な話をしていく中で、少しずつ「自分をそのまま出す」成功体験を積み重ねられたような気がした。

本音でぶつかっても受け入れてもらえるんだ。正しいか間違っているかはあまり重要ではない。特に恋愛関係においては、ありのままの自分を知ってもらって初めてスタートラインに立てるのかもしれない。気を遣ってばかりの無色透明の自分を好きになってもらっても、それは本当の自分ではないのだから。