主に小学生を対象に、少人数でのオンライン・ライブ授業をおこなう新しい教育サービス『スコラボ』が注目を集めている。立ち上げたのは、名門・灘中学校/高等学校(以下・灘校)出身の二人。20代半ばにして強い志を持ち、オンライン学習の企業『Mined』を創業した代表取締役の前田智大さんと、COOの趙慶祐さんだ。それぞれ灘校卒業後は米マサチューセッツ工科大学と東京大学に進み、卒業後の選択肢も様々だったであろう二人は就職を選ばず起業し、『スコラボ』を開設した。

知識偏重ではなく「主体的に学ぶ意欲」を育てる教育が求められる時代の「新しい教育」や、前田さん自身の学びについて振り返っていただく連載。今回は前田さんが学びにおいて重要だと考え、MITでもある程度推奨されていた「問題児」について綴っていただきました。

問題児であることが黙認されるMIT

今回は私がMIT時代に出会った問題児たちのお話をシェアします。

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「問題児」というと「むやみやたらに周りに迷惑をかける人」を思い浮かべるかもしれません。しかし、私が今回お伝えしたい「問題児」は、一見すると迷惑な行動をとっているものの「目的に向かっているときに、既存の枠組み・ルールと違うことをしないといけない場合に摩擦を感じながらも進めていく人」です。

MITでは、そういった、一見すると「問題児」だけれど、それが学びにつながり結果を残す人が当たり前のようにいました。日本で言う「賢い人」は優等生で先生の言うことを素直に聞いてちゃんとやるタイプだと思いますが、MITではそんな素直な人はなかなかいません。

「問題児」であることがある程度推奨されているのがMITなのです。