大後悔する「危ない老人ホーム」の意外な見分け方…「食事がまずくて母は元気を失った」

週刊現代 プロフィール

「病気や怪我をして入院したあとに、病院から『そろそろ退院してもらう』と言われてから慌てて、有料老人ホームを探す人が非常に多い。ほとんどの場合、1ヵ月も時間はありません。

しかし、きっちり施設を選ぶとなると、求めているサービスを提供しているか、食事や雰囲気はどうか、今後の住み替えを考えているか、など多数の確認ポイントがあり、かなりの労力と時間が必要なのです」

これから数年、場合によっては十年以上も過ごす場所だというのに、あまりに拙速に決めてしまって「後悔先に立たず」となるケースが多いのだ。

 

次に中村さんが陥った「罠」が、「ちょうど部屋が空いていた」ことだ。母親を家に引き取らずに済む子どもたちにとっては、渡りに船に思えたかもしれないが、空室がある施設には「それなりの理由」がある。

「老人ホームや特養の場合、空室があるかどうかは重要なチェックポイントです。現在の需給のバランスから見て、一定期間以上、空き室が出ている施設は介護現場に問題を抱えているケースが多い。

端的にいえば、職員のスキルが低いので、手のかかる入居者が増えてしまうと面倒を見切れない。介護現場が入居者を拒絶せざるをえず、空室が増えるというわけです」(小嶋氏)

時間の制約があると、介護の質の低い施設に入らざるをえなくなる。ではそんな事態を避けるためにどうすればよいのか…? 

後編記事『失敗しない「老人ホーム」の見分け方のコツ…「知る」「知らない」でその後にこれだけ違う』で専門家がアドバイスする。

『週刊現代』2022年5月14・21日号より

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