2022.05.17
# 不動産

中古マンション購入後、「管理組合の理事」に選ばれてしまった35歳男性の大誤算

「カリスマ理事長」がいてくれたら…

マンション住まいの人を悩ませている要因の一つが、「管理組合」ではないでしょうか。特に理事などの役員になると仕事も増えてしまうため、現役世代はなかなかコミットできないのが実情。仕事をすでにリタイアし、空いた時間でほかの住人のために動いてくれる「カリスマ理事長」がいれば、任せきりになってしまうのも無理はありません。

しかし個人に依存するのも大きなリスクがあります。マンション管理士である筆者が実際に見聞きした事例からご紹介しましょう。

「運命の出会い」だと思った物件

30代も半ばとなり、「そろそろマイホームを購入しよう!」と決意した安藤健介さん(35歳・仮名、以下同)は、妻と小さな子どもの3人で住めそうな中古マンションを物色中。いくつか見たなかで、条件に合致するよさそうな物件に出会いました。

「築年数は30年超ということで、ちょうど自分と同い年くらいでした。でも外観はとても綺麗だし、宅配ボックスなどの設備も充実していたので、“運命の出会い”かもと思ったんです」

Photo by iStock
 

すぐに不動産仲介業者に相談したところ、さらに耳寄りな情報が入ってきました。

「そこは管理がとてもよく行き届いており、築年数の割に資産価値が落ちていない物件だと言われました。理由の一つは、理事会に“カリスマ理事長”がいたからです。お仕事をリタイアされてから、もう何年も継続して理事会をまとめ上げてくれていたので、現役世代の私が特に何もしなくとも、しっかり管理してくれるのではないかと期待しました」

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