2022.05.14
# ライフ

ふたりの子がいる39歳娘に包丁まで出してつきまとう「過干渉な母」への失望

あなたは「私を産んだだけの人」
亀山 早苗 プロフィール

義父母と出会って知った親の愛情

本当は娘に甘えたい気持ちが強いのだろう。支配と愛情がないまぜになり、とにかく娘を自分の手の届くところに置いておきたいと思うばかりに娘の人生を阻害するのだ。

Photo by iStock

「母親が泣き出したことで、彼はちょっとおろおろしていました。そんな彼を促して家を出て、帰りに役所に寄って婚姻届をもらい、数日後には提出しました。これで親の戸籍から抜けることができたとホッとしましたね」

結婚式もしなくていいと思っていたが、彼の親や職場の人たちの手前もあり、1年後にパーティを開いた。母には招待状を出さなかった。彼の両親は、母とは違って穏やかでルミコさんの状況もわかってくれていた。

「義両親は本当にいい人たちで、親の愛情ってこういうものかと彼が羨ましかった。私にもとっても優しい。絶妙な距離をとってくれるんですよ。29歳で出産したとき、当日は夫が付き添ってくれて、義両親は来ませんでした。翌日午後、やってきて『疲れたでしょう』とまずねぎらってくれた。

 

そして夫が席をはずしたときにこっそり封筒をくれて『自分のために使いなさいね』って。10万円入っていました。お祝いは別にもらったのに。その心遣いがうれしくて涙ぐんだら、義母が『私たちはよけいなことをしたくないから、もししてほしいことがあったらルミちゃんから言ってきてね。できることはなんでもするから』と」

SPONSORED