フードロスという言葉が広がっています。そもそも「規格外」とはどのようなものなのでしょうか。まっすぐではないキュウリ、大きさの揃っていないトマトやイチゴ……ボランティアで様々な「規格外」に触れた高橋メアリージュンさんが、「買い物の仕方」について伝える連載9回の後編では、「規格外の花」を知って驚いたことからお伝えします。

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大量の花が規格外になる“フラワーロス”

環境省の発表によれば、日本国内で、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品の量は、年間で約600万トンに及ぶそうです(令和3年発表、平成30年度調査)。これは地球上で飢餓に苦しむ人たちに向けた、年間420万トンの世界の食料援助量の1.4倍にあたり、日本はアジアワースト1位となっています。

たとえば日本はバナナの廃棄量がすごくて、それもフードロスの観点から深刻な問題になっています。バナナの輸入会社の中には、年間で1000トンものバナナを廃棄処分にしているところもあると聞きました。

バナナって、たとえば箱に23房入っているとして、それが1本でも傷んでいたら箱ごと廃棄するそうなんです。1房ずつチェックするには人手が足りないし、傷んだバナナを抜いたところで1箱の重さが軽くなって買い取ってもらえなかったりするんですね。最近は、廃棄バナナをジュースにして販売するプロジェクト等もあるので、そういう活動がもっともっと広がっていくといいなと思っています。理想は、作り過ぎずに済む仕組みができることかもしれません。

生産者さんのお話で印象的だったのは、熊本で伺った花農家さんのエピソードです。私のインスタグラムで紹介させていただいたので、すでにご存じの方もいるかもしれません。

高橋メアリージュンさんの公式Instagramでは動画でメアリージュンさんが規格外の説明を!

その花農家さんはカーネーションを育てているのですが、「花はキレイだけれど1本の長さが規格より少し短い」「茎に曲がりがある」などの理由で、かなりの本数のカーネーションが規格外=廃棄処分になってしまうというのです。まさに“フラワーロス”ですね。