2022.05.02
# ロシア # プーチン

プーチンが青ざめる…ルーブル回復のウラで、ロシア経済をむしばむ「経済制裁」のダメージ

ルーブルの急回復

4月に入り、ウクライナ侵攻後に大きく売り込まれたロシア・ルーブルが急回復した。

4月26日には、1ドル=72ルーブル台までルーブル高となり、ウクライナ侵攻前の水準まで戻す局面もあった。

その背景の一つに、米国や欧州委員会などが実施してきた、ロシアへの制裁措置の効果が発揮できていないとの見方が台頭したことがある。

確かに、資源大国であるロシアに対する制裁の効果が限られる面はある。

しかし、やや長めの目線で考えると、ルーブルが米ドルに対して底堅さを維持することは難しい。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

すでにロシアの中央銀行への制裁などによって、ロシアの米ドル資金繰りは悪化している。

それは、4月4日が満期日だった米ドル建て国債がルーブルで前倒し償還されたことから確認できる。

先進国企業の撤退などもロシア経済に大きなマイナスだ。

4月26日にロシアはポーランドなどへの天然ガス供給を止めると表明した。

それは、プーチン政権の焦りの裏返しとも解釈できる。

一方、今後、西側諸国はロシアへの金融、経済制裁をさらに強化するだろう。

これまで以上にロシアは世界経済から孤立し、かなりの期間にわたって経済成長率は停滞する可能性が高い。

中長期的にはルーブルが下落する可能性は高いとみる。

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