2022.05.07

「ペアローン」を組んだ後に夫が浮気…30代妻を悩ませた「離婚以外」の問題

「ペアローン」を組んで住宅購入する世帯が非常に増えています。ペアローンは、一人の収入ではとても審査がおりないような価格の物件でも、夫婦二人の収入を足すことで与信枠が増えて、なんとか購入に漕ぎ着けることができます。

しかし中には「幸せになる為に家を買う」はずが、いつの間にか「家を買うこと」が目的化してしまい、身の丈に合わない物件を買って収拾がつかなくなったり、離婚など当初のシナリオにはなかったことが起こると、単独で住宅ローンを組んだ場合に比べて問題が複雑化してしまうことがあります。

前編ではペアローンを組んだものの、育休の延長や思わぬ病気など、当初は想定していなかった事情が生じたことで住宅ローンの返済に悩み、結果的に手放したケースを紹介しましたが、ペアローンを組む際に注意が必要なケースはそれだけではありません。後編では離婚を伴ったあるケースを見ていきましょう。

ペアローンでマンションを購入

東京在住で外資系化粧品メーカーに勤めるTさん(33歳・女性)は、30歳までには結婚し、早く子供を作りたいと、婚活アプリを活用して今のご主人と4年前に結婚しました。5歳年上のご主人は人材派遣会社勤務で、背が高く、優しく爽やかな笑顔に惹かれたそうです。年収はTさんが720万円、夫は700万円とTさんの方が高かったのですが、夫はプライドが高く、年収は500万円と伝えていたそうです。

夫が元々住んでいた1LDKのマンションで新婚生活を始めましたが、夫に離婚歴があり前妻と生活していた部屋だったことが発覚してしまい、大げんかの後に、心機一転都内のマンションを購入することになりました。

ご主人は、「2人の年収を合わせれば1,000万円超えるね」と口癖のように言っており、住まいはできるだけ新築を希望していたそうです。Tさんも職場までの距離が短いことが条件で23区内を希望していました。

そして半年かけて探した物件は、都心の職場まで電車で30分、駅から徒歩8分、2LDKのマンションで7,500万円でした。

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住宅ローンを組む際に、金融機関に提出する書類には年収を記載しなければならない箇所があり、Tさんの年収の方が夫の年収よりも高いことがわかってしまいます。ご主人はそれを見た時かなり動揺していたそうです。

話し合いの結果、住宅ローンの負担は夫婦で半分ずつとなり、ペアローンを組むことになりました。

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