2022.05.15

『レッツ&ゴー』以来!? “女子人気も獲得したコロコロ作品”として話題沸騰の『ブラックチャンネル』とは

「コロコロコミック」は小学生男児をコア読者とするマンガ誌だが、例外的に女子、それも小学生より年が上の世代の女子からも支持される作品があった――こしたてつひろ『爆⾛兄弟レッツ&ゴー』(1994年~99年連載)だ。

そして『レッツ&ゴー』以来、約四半世紀ぶりに10~20代の熱烈な女性読者を獲得している「コロコロ」連載作品が現れた。2020年から連載が始まった、きさいちさとし『ブラックチャンネル』である。

コミックス1~5巻で累計20万部突破(電子含む)と、雑誌は売れてもコミックスはなかなか動かないと言われる「コロコロ」作品としては異例の売れ行きを見せている。

だが、アニメ化もされていないのになぜ女性に発見されたのか? 『ブラックチャンネル』とはどんな作品なのか。編集部に訊いた。

 

なぜ女性に発見されたのか? 流通上の施策

『ブラックチャンネル』は、悪魔の「妖(よう)チューバー動画クリエイター」ブラックが、小学生のさとしをはじめとする人々に、特別な力を与える代わりに動画撮影を許可させる「契約」(ディール)を持ちかけ、欲にまみれた人々は力を悪用するもその姿は動画に撮られていて最後には痛い目を見るという、『笑ゥせぇるすまん』やNETFLIXの『ブラックミラー』タイプの作品だ。

主人公ブラックの、ミステリアスでダークだが「実はいい人?」と思わせるキャラクター性が人気を呼び、ブラックと小学生さとしや鬼の女の子アカネ、ライバルの神様ホワイトなどとの絡みが描かれていく。

女性ファンはこの作品に「コロコロ」本誌に最初に出会ったのではない。流入経路の多くは『ブラックチャンネル』のYouTubeチャンネルからだ。現在チャンネル登録者30万人、総再生数1.5億。視聴者の約半分が女性だという。

YouTubeアニメでは声優の名前は公表されていないが、「ブラックの声が好き」「かっこいい」ということがきっかけでファンになった女性が少なくなく、さまざまなファンアートがSNSに溢れている。コミックス4巻にはキャラクターのステッカーを封入したが、欲しいステッカーを手に入れるために100冊購入したという熱狂的なファンもいた。

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