2022.05.01

インデックスファンドに500万円を突っ込んだ55歳男性「まさかの絶望」に陥ったワケ

Nさんは現在55歳男性、医療関係の専門書を扱う出版社に勤めています。

職場は良くも悪くも落ち着いた環境で、Nさんもあまりリスクをとるような行動を好んでおらず、これまで投資の経験もありませんでした。

妻とは結婚25周年を迎えたばかりで、ようやく一人娘は社会人になったところです。

ニッチな分野ということもあり会社がつぶれることはなさそうですが、退職金は多くは望めません。

メディアを騒がした「老後2000万円問題」や、盛んに目にする「人生100年時代」というフレーズを目にするたび、退職後の生活も心配になります。そんなNさんは久しぶりに会った大学の友人から投資で儲けた話を聞き、自分だけ乗り遅れているという焦りと、退職後に悠々自適とは言わないまでも多少は余裕のある生活がしたいという思いで、ネット証券で口座を開き、見よう見まねで投資信託を購入しました。

〔PHOTO〕iStock
 

友人の儲け話につられて

2020年夏といえば日本中、世界中の誰もが旅行にも行けずにひっそりと過ごしていました。Nさんも巣ごもり生活の中、旅行の代わりに少しくらいは贅沢を…と、お取り寄せでご当地グルメを注文し、大学の友人とのオンライン飲み会に参加するのがささやかな週末の楽しみでした。

同級生と話をする中、Nさんは友人の一人から、コロナの株価急落をチャンスに投資で儲けたという話を聞きました。飲み会が終わった後、気になったNさんも急き立てられるように投資情報を集め始めました。

関連記事