ホームレスからチャンネル登録者数31万人超え(2チャンネル合計)の動画クリエーターになったナカモトフウフ。沖縄での生活、旅行、ファッションなど興味ある事を日々配信する中で、夫・ダイスケさんのADHDに関する動画の再生回数は400万回を超え、注目を集めています。

とはいえ、ここに来るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。妻であるちゃんまりさんがADHDの夫の行動に振り回され悩み苦しんだ日々からどのように脱出したのか『ADHDの旦那って意外と面白いんよ 本気で発達障害に向き合った夫婦の物語』にまとめられました。

本書より抜粋の上再編集した記事からお届けする短期集中連載。第2回は夫の行動に悩んでいた妻のちゃんまりさんが体験から知った「対処法」をお伝えします。

-AD-

ADHDの特性を観察してわかったこと

数えきれないほど泣いたあと、私たち夫婦は本気でADHDと向き合う決心をしました。ADHDについて一通り知識を得た私は、ダイスケさんの行動をじっくりと観察することに。そしてまずわかったのが「目的を達成した瞬間に意識がなくなる」ということです。
例えば、鼻をかんだティッシュをポイと放り投げてしまう行動。「鼻をかむ」という動作に対して、普通であればティッシュを手に取り鼻をかみ、ゴミ箱に捨てるまでがワンセットになっています。

だけどダイスケさんの場合は、ティッシュを手に取り鼻をかんだら「鼻をかむ」という目的が達成されているので、ティッシュに意識が向かなくなります。目的を達成した瞬間に意識が向かなくなり、鼻をかんだティッシュがどうなっているのか本人もわかっていないのです。

私はダイスケさんが少なからず「面相くさい」などの感情があって散らかしていると思っていましたが、感情とは全く関係ない行為だったのです。
私から見ると、ADHDの人の言動は不思議で理解不能なことが多いけれど、ADHDである本人から見れば非常に教科書通りの言動なので、こちらも感情を抜きにしてロジカルに対応したほうがうまくいくはず。そしてできないことはできないとあきらめることも大切だと感じました