最初はラルクアンシェルの歌声に惹かれて…
私が日本ファンになったきっかけは「日本語」です

AKB総選挙は中国でも話題に

 前の記事にも書いておりましたが、中国人(特に10代から30代の人)の中で、日本の文化、例えば映画やドラマ、漫画、アニメ、音楽、小説、和食、着物などを深く興味をもつ人は沢山います。こういう人たちは、「日本ファン」と呼ばれることが多いです。

 中国の「日本ファン」のことについて、ネットやテレビを通じて、日本でもちょくちょく話題になったことあります。好きなアーティストの為に、わざわざ日本に行ってライブを参戦する事はよくあることです。

 この間のあるグループの「総選挙」を行った時、自分の好きなメンバーを支持するために、自腹でCD何千枚も買った中国人ファンもいます。(自分は全然理解できませんが。笑。)ただ、どんな方法も、ファン達が自分の「応援したい」っていう気持ちを伝えるための努力じゃないですかね。

 中国で日本の何が人気があるのか、これが気になる日本人の方はたぶんいらっしゃると思います。自分は、一人の「日本ファン」として、今回の記事から、今まで自分の見ている日本、そして周りにいる「日本ファン」たちの見ている日本を、じっくりと話したいと思います。

仕事場で毎日日本語を使う

 そして、最初のキーワードは「言葉」です。

 私は、小さい頃からちょっと変わった子でした。普段では物に対しての興味がなさそうに見えるだが、一旦何かにハマるとしたら、夢中になっていくタイプです。

 小学校の頃、気に入った音楽番組があって、ほぼ毎週録画しました。その音楽番組のおかげで、洋楽や日本語の曲を聴き始めたのです。その番組で、今でも最も好きなアーティスト、ロックバンドのL'Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)の「虹」っていう曲が流れました。

 当時、日本語を全然わからない自分で、ただ綺麗なメロディーとボーカルのhydeさんの歌声に惹かれました。そして、「歌詞の意味を知りたいな~」と思い始めました。ちょうど母が日本語の勉強をしていて、自分も母と一緒に、五十音順から日本語の勉強をはじめたんです。

 小学生、中学生の頃も日本のドラマやアニメを見たことありましたが、中国語の吹き替え版だったので、日本語の勉強にはなれなかったです。大学に入って、やっと日本語版の日本ドラマとアニメをネットで見ることが出来ました。日本人留学生の友たちもできて、日本語のレベルはだんだん高くなりました。

 そして今、自分は仕事場で毎日日本語を使っています。日本語の記事を書いて、自分の考えや気持ちを皆様に伝えることも割と出来るようになりました。L'Arc~en~Cielに惹かれて、もう12年経って、「歌詞の意味を知りたい」という目標もやっと叶えたのですね。

 もちろん、日本語を勉強し始めたきっかけは個人によって、たくさんあると思います。多数の大学で日本語学部を設置されており、日本語授業もしくは日本語同好会のある中学もあります。今では、日本語教室もたくさん開いています。

 良く出来た雰囲気の中で、日本語をうまく出来るのもおかしくはないでしょう。

 そして自分のような、日本語専門の学生ではない、教室にも行ってない、単なる趣味として、日本語を勉強し続いている人も大勢います。むしろ、そういうパターンが多いのかも知れません。

 日本のアーティストが好き、日本のドラマやアニメが好き。だからこそ、こういう好きな気持を抱えつつ、距離感を縮むように、日本語を覚えます。「日本ファン」にとって、日本語はひとつの鍵のような存在だと思います。少なくとも、自分にとってはそうでした。

 日本語ができるから、吹き替えがなくても、字幕や翻訳がなくても、好きな曲の歌詞、好きなドラマの台詞、好きなお笑い芸人のギャグまで、分かるようになったのです。日本という国のことをもっと知るようになったんです。

 中国だけではなく、世界中に日本語を勉強し始める人はどんどん増えてきます。日本のコンテンツに興味をもつ人も増えています。これは日本人の方々にとっては、すごく嬉しいこと、自慢できることではないでしょうか。

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