2022.04.30
# 年金

年金大改正で、「60歳から繰上げ受給」を考えている人がハマりがちな「落とし穴」

「損益分岐点」に囚われるとキケンです

メディアの情報に正解はない

2022年4月に行われた年金改正は、多くの方の関心を集めメディアでも大きく取り上げられています。しかし人生100年時代に個々人が公的年金をいかに活用するかは、メディアで語られるストーリーと異なることも多く、とても注意が必要です。

今回は、「年金は早くもらわなきゃ損」とファイナンシャルプランナーである筆者にご相談をお申込みになった松田さん(仮名 59歳 会社員男性)のお話をご紹介します。

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松田さんがFP相談に申し込まれた理由は、4月から年金を繰上げした際の減額率が減り、受け取れる年金の損益分岐点が大幅に後ろ倒しになったので、これからは繰上げが圧倒的に有利だという週刊誌の記事を読まれたからだそうです。定年後の生活をどうするか考えていたところ、この記事はまさしく朗報だ!と飛びついたそうです。

とはいえ、独身の松田さん。老後頼れる人もいないので、一度今後のことを相談した方が良いと思い筆者の元に来てくださいました。

メディアの報道は、そのまま個人のライフプランに当てはめることは難しいことも多いため、まずは相談の発端となった年金の繰上げについて、改めてご説明をさせていただきました。

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