2022.04.28
# 中国

いま中国で「海外移住」を考える人が激増中…習近平・共産党への反発が止まらない

関連の「検索」も増えまくっていた

習近平氏のもと、「ゼロコロナ政策」を続ける中国。各地で厳しいロックダウンがおこなわれるなか、住民の間では不満が募り、いよいよ「移民」を検討する人々が急増する事態となっている。『いま中国人は中国をこう見る』(日経プレミアシリーズ)を上梓したジャーナリストの中島恵さんがレポートする。

 

「移民」が検索ワードで急上昇

新型コロナ(オミクロン株)の影響で厳しいロックダウンが続く上海市を中心に、中国各地で「移民」や「海外移住」を検討する人が急激に増えている。中国メディアの報道によると、上海市東部地区で最初にロックダウンが始まった3月28日から4月3日までの1週間に、中国の大手検索サイト「百度(バイドゥ)」で急上昇した検索ワードはすべて「移民」に関連する言葉だった。

中国では単語だけでなくセンテンスで検索する人も多いが、最も多かったのは「カナダに移民する条件」で、前週より2846%(!)の増加だ。続いて「出国するならどこがいいか」(同2455%増)、「マレーシアに移民するのはどうか」(同2431%増)で、他に「イギリスで移民は家を買えるか」「シンガポール投資移民の条件は?」などもあった。

これらが最も検索された地区は上海市で、2位が天津市、3位が広東省、続いて上海に隣接する江蘇省、昨年末から約1ヵ月ロックダウンされた西安市がある陝西省の順だった。

とくに検索が突出して増えたのは4月3日だった。

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