ロシア軍「凶悪ドローン」には大量の日本製品が使われていた

日本はプーチンの補給基地か?

昨年7月、筆者はウクライナで発見されたロシア軍の偵察ドローンから日本製エンジンが発見されたことを報じた。その際、メーカー側も経産省も事実関係を認めるに至ったが、今回のウクライナ戦争で多数撃破されたロシア軍の自爆ドローンや最新鋭の偵察ドローンから再び、日本製のバッテリー、カメラ、エンジン、ケーブルなどが発見されている。

製造した企業側に改めて事実関係を確認したところ、驚くべき実態が判明した。防衛省・自衛隊が活用していない日本のドローン技術を、ロシア軍が最大限に活用している実態の一端を紹介する。

 

パナソニックやキヤノンの製品も

ロシア・ウクライナ戦争は首都キエフを巡る戦いから、東部地域の争奪戦へとシフトしている。当初、ウクライナ側はトルコ製TB2や国産のPD-1、そしてドローンキットから手作りした機体などの武装ドローンを使った兵站破壊によりロシア軍の前進を停止させ、そこにドローンによる誘導で砲撃を叩きこむなど、ドローンを有効活用した戦いでロシア軍に大損害を強いた。

一方、ドローンを早くから導入し、2018年には全軍に対ドローン戦術の訓練をするように命じていたはずのロシア軍のドローン活用は、開戦当初はほとんどなかった。しかし開戦から2週間ほどして、ロシア側もドローンを偵察や砲兵観測、一部は攻撃に活用し始めた。

ロシアの主力ドローン「Orlan-10」

特に戦場が東部に集中するようになった最近では、ドローンを活用した攻撃とその映像の公開というウクライナ側の「コンボ」をロシア側も自家薬籠中のものにしているようだ。問題は、そのロシア側がウクライナ攻撃に活用しているドローンからパナソニック、キヤノン、本多通信工業、斎藤製作所のカメラ、バッテリー、エンジン、ケーブルが出てきていることだ。

以下、個別に紹介していく。

ロシア主力ドローンを解剖すると……

ロシア軍の傑作ドローンで主力機として活躍しているのがOrlan(オルラン)シリーズだが、ウクライナで撃墜された機体からは、エンジンやカメラといった重要部分から日本製部品が複数発見されている。

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