「子供の進学にはストレスがかかり、家庭内の居心地が悪くなることもあります。妻は子供につきっきり、夫は受験の緊張感に耐え切れず浮気に走ることもあります」

こう語るのは、リッツ横浜探偵事務所代表の山村佳子さん。首都圏での中学受験者数は右肩上がり。しかし受験は家族一体とならないとほころびも出てしまう。山村さんは、そのほころびから生じた浮気の調査も受けているというのだ。
今回お話を伺った事例は、夫が娘に中学受験を強要し、名門中学を目指させた家庭。前編「10歳の娘を「名門中学に入れる」中学受験に目覚めた夫がDV&浮気夫になるまで」では、娘がなかなか中学受験勉強がうまく進まず、なぜか生活費を出さないという経済的DV行動に出たこと、その上夫の浮気が発覚し、しかもその相手に高価なプレゼントをあげまくっていたことをお伝えした。

専業主婦の相談者は、浮気の詳細を知って何を決断したのか。

山村佳子
私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリングを持つ女性探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。
リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/
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経済的DV夫から逃れるために実家に

今回の依頼者・久美子さん(44歳)には10歳の娘がいます。会社経営者をしている夫(43歳)は、娘の学歴を上げるために、中学受験に躍起になる。しかし、思い通りの結果が出ず、久美子さんに八つ当たり。そして、経営者仲間と女性との遊びにハマり、愛人のために高額なプレゼントをし、マンション(20万円)まで契約。それなのに久美子さんに生活費を渡さなくなってしまったのです。

現在、娘は近くにある久美子さんの実家に住んでいます。娘は勉強から離れ、のびのびとサッカーをして、空手も再開。祖父母の手伝いも一生懸命しているそうです。

一方、夫は毎晩のように遊び歩いています。夫は西麻布などの会員制のバーに行くことが多い。行動がわからないため、夫の友達が上げるInstagramのストーリー機能を分析して、遊びに行く曜日を割り出して、会社からベタ付きで調査を開始。

19時に会社を出てきた夫は、迎えのタクシーに乗り麻布方面に移動。外からは全くそれとわからないレストランに入り、2時間後に男性2人、女性3人とともに出てきました。女性はやたら声が大きくハイテンションです。

2台にわかれてタクシーに乗り、新宿区内のスナックに移動。メンバーのうちの一人の誕生日だったらしく、シャンパンを抜くポンという音や、嬌声が店の外まで聞こえました。

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