2022.05.15
# ライフ

あなたが「生きづらい」のは「間違った共感」が原因…?他人の言葉に振り回されないコツ

「相手の気持をわかってあげなければ!」。恋愛にしろ、仕事にしろ、こんなセリフが脳裏に浮かんだり、実際に共感しようと相手に深く関わった結果、こじれてしまったことはないでしょうか?大切とされるはずの「共感」には、危うさが潜んでいます。
人間関係が希薄になりつつある今、本当に他人に共感するとはどういうことなのか。『プロカウンセラーが教える他人の言葉をスルーする技術』(フォレスト出版)の著者で、心理カウンセラーのみきいちたろうさんに聞きます。

「間違った共感」が生きづらさを招く

書店などでは、「共感力」と銘打った本を近年、よく目にします。「あの人は共感力があるよね」なんていうことはある種の褒め言葉のようです。

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たしかに、他人の痛みを理解できたり、涙したりできることは素晴らしいことのように思えます。部下のことを理解し、共感してくれる上司がいればいいのに、などと考えてしまいます。

ドラマに出てくる主人公のように、友人や家族の問題行動に潜む深い理由を理解してあげてその人を救ってあげる、なんていうストーリーは魅力的に見えるかもしれません。

しかし、こうしたことは大変危険なことです。問題を抱える人へのサポートを本職とする精神科医やベテランのカウンセラーは、そのような形でクライアントに共感することはありません。

実は、あなたが人間関係で感じる生きづらさの多くは、“間違った共感”が癖になっていることから生じているのかもしれません。

その間違った共感をやめるためには、人間の「実際」を理解することが大切です。まずは、“共感しよう、寄り添おう”とする対象である人間の本心や本音とはなにか? について考えてみたいと思います。

たとえば、「夜中にラーメンを食べたい」と思ったとして、これは本音でしょうか?

ダイエットの方法の1つに、本当に食べたいかを内省したり、腑に落ちるかを確認するという方法があります。

それによれば、夜中のラーメンなどは本当に食べたいのではなく、脳の癖であったり、テレビでラーメンを食べているのをたまたま見たといった外部からの刺激がそう思わせているだけだと言われます。

 

では、「ラーメンを食べたい」というのは本音、本心なのでしょうか?

近年モラハラ、パワハラが問題となっています。あなたも職場や日常生活でハラスメントの被害にあって、自分にかけられた嫌味な言葉が頭から離れない経験があるかもしれません。ハラスメントを行う人たちの言葉は果たして本音でしょうか?

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