2022.04.17

相続人は“まさか”の「18人」…父の死後、遺産相続に2年も費やした男性の「苦悩」

90歳の父を亡くし、相続の相談に訪れた石田さん(仮名)ですが、実は「母親とご本人だけが相続人ではない」ことが判明してしまいます。前編でご紹介した通り、戦争によって実の父を亡くし、未亡人の母と実父の弟が再婚。しかし、その際に養子縁組手続きがなされていなかったのです。そこで相続人を調べてみると驚きの事実が判明します。

相続人全員の同意

戸籍を調べた結果、相続人は配偶者である母と、甥っ子・姪っ子17人を合わせた合計18人になってしまいました。

石田さんの場合、今まで会ったことのない甥っ子・姪っ子が多数おり、居場所を探すだけでも大変な苦労です。

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このように、相続人が多数に及んだり、疎遠の人がいて居場所がわからない場合、どうしたらいいのでしょうか?

遺産分割の大原則は、遺産の分け方について相続人全員の賛成が必要ということ。もし一人でも相続人を飛ばして遺産分割の話し合いを行った場合、その話し合いは無効になってしまいます。

そして、遺産分けの話し合いが無効になってしまうと、亡くなった方の銀行預金を解約したり、不動産の名義変更や売却などができなくなってしまうのです。

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