2022.04.15

「ゲーム市場」が世界的に拡大するなかで…「スクウェア・エニックス」の今後の展望

松田洋祐社長に聞く

『ドラゴンクエスト』で知られるエニックスと『ファイナルファンタジー』で知られるスクウェアが'03年に合併して誕生したスクウェア・エニックス。

今もディズニーの世界に入ったかのようなゲーム『キングダムハーツ』などで世界的人気を誇る。社長・松田洋祐氏(58歳)は、ファンから「ヘッドショットおじさん」のあだ名で親しまれる人物だ。

辛抱強く待つことが重要

遊ぶことは、人が人である証だと思います。人は遊ぶ生き物—ホモ・ルーデンスであるといわれる通り、エンタテインメントがないと、心が死んでしまうのではないかと思うのです。

我々の仕事はエンタメにおける面白さを革新し続けることにあります。では、何が面白いか。これがわかれば我々は苦労しませんが、ゲームで言えば作り手に強い信念やこだわりがあるものは成功する確率が高いと思います。

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きっとどこかに製作者と同好の士がいて共感しあうのでしょう。しかも今は、誰かが「これ、面白い!」と言い始めると、すぐ評判が世界中に広まります。

社長の立場でゲームの制作に関わることは、料理を待つことに似ています。開発チームが一生懸命に調理をしている最中に、心配だからと介入しすぎてもうまくいきません。

気になるからといって、鍋のふたを勝手に何度も開けたり、覗いたりしてはいけないのです。なので、料理人である開発者が作ってくれるものを辛抱強く待つことが重要だと考えています。

調理状況の良し悪しは、メンバーの表情や言葉の端々に表れます。実際に、直接会って話しをすることでわかることも多いので、雰囲気から察するしかないのです。

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