メルカリに出品するには、肝心の「物」が必要です。メルカリをやらない人ややめてしまった人に理由を聞くと、「売る物がない」と答えることもあるのですが、それはちょっと違うと思います。
実は出品物は自分の近くにあるのです。ただ、それが出品物だと気づかないだけ。では、どうすれば出品物を見つけ出すことができるのでしょう。ポイントは、「他に違う使い方ができるのでは?」と考えることです。
着物は布として売る
例えば、50代や60代、それ以上の世代の人が持っていてなかなか手放せない物の1つに着物があります。
着物は特別な日に着る物。それ以外の用途を考えることはあまりないでしょう。でも着物を着る機会がほとんどなく、しかもレンタルが普及している現在では、着物を欲しいと思う人も減ってきています。メルカリでも、着物としての需要はあまりない印象です(有名な作家さんや織物の着物は別)。
そこで考えるのは、着物としては売らないということ。では何で売るのか? 着物の場合は柄や色合いが素敵なので、布としての需要があります。ハンドメイドでバッグや洋服を作っている人が、メルカリで生地を探しているのです。

着物はそのままの形で出品しても良いですし、30cm四方くらいに切り取ってハギレにしても良いです。複数の着物があれば柄や色違いになるので、セット売りもできます。
さらにもし裁縫が得意であれば、自分で作った作品を出品するのもありです。布として売るよりは値段が高くなります。ただし、ハンドメイドのレベルはかなり高いので、趣味程度ではなかなか購入されないこともあります。