主に小学生を対象に、少人数でのオンライン・ライブ授業をおこなう新しい教育サービス『スコラボ』が注目を集めている。立ち上げたのは、名門・灘中学校/高等学校(以下・灘校)出身の二人。20代半ばにして強い志を持ち、オンライン学習の企業『Mined』を創業した代表取締役の前田智大さんと、COOの趙慶祐さんだ。それぞれ灘校卒業後は米マサチューセッツ工科大学と東京大学に進み、卒業後の選択肢も様々だったであろう二人は就職を選ばず起業し、『スコラボ』を開設した。

先行き不透明な時代において、未来をよりよい方向に変えていくことができるのは、自ら考えて行動できる人材だ。FRaUwebでは、知識偏重ではなく「主体的に学ぶ意欲」を育てる教育が求められる時代の「新しい教育」を前田さんに紹介していただくとともに、ご自身の学びについても振り返っていただく連載をスタートする。

主体的な学びを模索する

はじめまして。起業家の前田智大です。『スコラボ』という子供向けオンラインクラスのプラットフォームを作っています。

灘中高→MIT電子工学部→MIT Media Lab修士を経て、子供向けオンライン学習サービス「スコラボ」を展開するMinedを立ち上げた、代表取締役の前田智大さん。
-AD-

現在、スコラボには約120のクラスがあり、子どもたちが自分の興味のあるクラスを選んで「学びが楽しい」と経験することで、主体的に学ぶ姿勢を身につけられる仕組みを提供しています。

スコラボのクラスは、Zoomを使用し少人数参加型の対話形式で行うものです。一方的に聞くだけではなく、子どもたち自ら積極的に考え、時には先生とディスカッションしながら進めていくような、今の時代に合った授業を届けています。

私個人の経歴を紹介いたしますと、灘高校を卒業後、MITと東大に合格しMITに進みました。その後、MITで電子工学を学び、MITメディアラボというところで修士号を取得します。私自身を含め、誰もがそのまま研究者になると思いきや、起業家の方が社会に対するインパクトを与えることができそうだと思い、今、教育の分野で起業家をしています。

FRaUでは、受験で合格するためだけではない「主体的な学びを育てるための教育」という切り口で様々な取り組みをご紹介していきます。どのような点がおもしろいか、どのように主体性に結びついていくかを、具体例を交えてお伝えしていこうと思います。