男性4人、女性8人の「合コン」

ホムパ合コン当日。
彼女は何種類もの手料理を振る舞うべく準備しているとのこと。箸休めにでもなればと“にんじん明太子しりしり”を電子レンジを駆使して作りタッパーに詰め、友人たちより一足先に準備のために彼女の家へ向かった。

閑静な高級住宅街の重厚なマンションに到着した。

「す、す、すごい」

部屋に入れてもらうと、既視感に包まれた。そういえば、TVで見たことがあった。
この部屋でとある男性アイドルが、彼女お手製のアクアパッツァを美味しそうに頬張っていたのを見たことがある。
広い部屋の中には、鋭利なクチバシがほんの少し怖いビビッドカラーの鳥の置物、マトリョーシカのように重ねられたシンギングボウル、そしてタイトルからは内容の推測が困難な横文字の本など、なんとも刺激的な空間であった。

ホムパ合コン会場!バルーンはバービーさんが料理中にいつの間にかつーたんさんがドンキで調達して飾ったものだという 写真提供/つーたん
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「つーたん、食器類並べてもらっても良いかな?」

彼女は料理を作りながら、僕は食器の準備と部屋の装飾をしながら、今日のメンバーに関する情報交換を始めた。
事務所の後輩芸人、アートメイクの看護師、近所に住むファッション誌のライターなど錚々たる面々が参加するそうだ。僕の友人はもちろん全員が生粋の一般人で、高校の同級生、前職同期、現職後輩から1名ずつ、それぞれ面識があるわけではないが、この布陣で臨めば今日の場が盛り上がることを確信していた。

どうやら僕らを含めて、男性4人、女性8人の計12人での開催となるようだ。彼女も年末に急遽声をかけたにもかかわらず、参加率の高さに驚いたそう。

そして最後に、
「あとついさっき連絡したんだけど、福田彩乃ちゃんもワンちゃんの散歩のついでに寄ってくれるって!」

なんだか楽しくなりそうだ。ドン・キホーテで買いこんだバルーンを天井にさげて、僕とかーたんは“幹事”と書かれた腕章をつけ、準備万端。