2022.04.09

5500万の「こだわり注文住宅」を手放すも、30代夫婦が頭を抱えた“まさか”の理由

最近では賃貸のほうが有利という説が増えてきている一方、まだまだ「いつかは自分の家を持ちたい」と思っている人も多くいらっしゃいます。ただ、家を買ってもそれがゴールではありません。様々なライフイベントや環境の変化によって住宅を売却したり、賃貸に出して住み替えたりすることも増えています。前編でご紹介した通り、コロナ禍の影響で住宅ローンの支払いが難しくなった35歳のKさん。その売却価格はいくらになったのでしょうか。

「こだわり」が裏目に

「あわよくば、住宅ローンの残債が残らない形で売り切りたい」と、不動産仲介業者に売却の相談をしたKさんでしたが、駅から遠いことや坂道を上らないといけないことから「老後の住まいを見据えた人」には人気がありませんでした。

また、内見に来た人にも「窓の日差しがきつく部屋が暑くなってしまう、逆に冬は寒いのでは?」と痛いところをつかれ、自慢の眺望が見られるガラスの扉や窓もプラスの評価になりませんでした。

当初の売却希望額では買い手がつかず、結局約200万円のオーバーローン(住宅売却額よりローンの残債が多い為、ローンを一括で返済しないといけない状況)となってしまいましたが泣く泣く売却しました。

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さらにKさんにとって負担となったのは、不動産仲介手数料として売却価格の3%がかかったことです。結局、終身保険を解約し、自動車を含め売れるものは全部売り、足りない分は再度両親から借りてローン返済。現在は賃貸に引っ越しています。

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