2022.04.09

中国の新型コロナ蔓延「都市封鎖」で、世界の「高級品市場」は激変する

スイス時計輸出先として急速な鈍化

ポストコロナ旗手の躓き

中国で新型コロナウイルスの感染が拡大、上海市で実施されている外出制限が解除される見通しが立たなくなっている。感染者は過去最多を更新し続けており、都市封鎖によって経済活動が事実上ストップしている。上海の工場からの部品出荷が止まった影響で、日本国内の工場の操業が止まる例も出始めている。

by Gettyimages

これまでポストコロナの経済回復を主導してきた中国の躓きは、ウクライナ戦争の影響を受けている世界経済にも大きく影を落としている。

鈍化が言われてきたとはいえ、経済成長が続いていた中国の購買力は大きい。新型コロナは2019年秋に中国・武漢で確認され、急速に広がったが、中国は政府の徹底した封じ込め策によって、世界での蔓延拡大を横目に2020年夏には経済活動が再び活発化していた。

 

感染者が確認されるとその地域を徹底して封じ込める中国政府の「ゼロ・コロナ」政策が奏功してきたと見られていた。ところが、ここへきてオミクロン株が急拡大。上海のみならず中国各地で感染爆発が起きているもようだ。中国政府は引き続き「ゼロ・コロナ」政策を堅持し、都市封鎖などに踏み切っているが、感染は一向に収まらない.

そんな中で、懸念されているのが中国経済の失速だ。特に世界の高級ブランド品などの一大需要地として急成長してきただけに、その失速による高級ブランドメーカーのダメージは計り知れない。

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