2022.04.11

学校を辞め、家族の生活費も稼いだ…“毒親”に育てられた「4人姉妹」の長女が、大人になって考えたこと

皆さんは「毒親」という言葉を耳にしたことはありますか? 明確な定義はないものの、一般的には子どもを身体的・精神的に傷つけたり、支配下に置こうとしたりするなどの「毒」となる振る舞いをする親のことを指すとされ、近年、社会問題としてメディアなどで取り上げられる機会も増えています。

マンガ『毒親だけど、愛されたかった』の作者、鈴村五月さんもそんな環境で育った1人。本作は、1人で4人の娘を育てる「優しかった母」が、生活の苦しさやプレッシャーからか、だんだんと毒親の片鱗を見せ始める、という鈴村さん自身の体験談をもとにした作品となっていて、公開以降、複数のメディアで取り上げられるなど、話題となっているほか、「子供にこんな想いをさせちゃいけない」「お母さんも子供達も、どちらの辛い想いもわかる」などの声が多数寄せられているということです。

鈴村さんは幼い頃から“イイ子でいなきゃいけない”と自身に「呪い」をかけ、「二人目のママ」として幼い妹たちの面倒を見たり、働かない母親の代わりに学校をやめて朝から晩までアルバイトを掛け持ちしながら生活費を稼いだりするなどしてきました。仕事をせずに遊びに出る母親に「もっと稼げる仕事にすれば? 風俗とかさぁ」などと言われたこともあったそうです。

記事前編では、自分の感情を押し殺して、母親にとっての「イイ子」であり続けた鈴村さんの幼児期のマンガのエピソードを振り返りましたが、その後、「母親の4人目の出産」、「父母の離婚」と話は続きます。後編でも引き続きインタビューとともに紹介したいと思います。

(前編:【マンガ】「イイ子でいなきゃ…」毒親に愛されたかった娘が、自分にかけた「呪い」

 

「二人目のママ」になった小学生時代

五月さん(=鈴村さん)が小学生になった頃、母親は4人目の女の子を出産。五月さんは妹たちの保育園のお迎えと生後まもない一番下の妹の世話を任され、「二人目のママ」の役割を担っていたと言います。

『毒親だけど、愛されたかった』(KADOKAWA)より

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