新卒応募者数が2年で6倍に!異色の採用アカウント「ユイカとヒロシ」に学ぶ「ショート動画」活用法
月間1,280万回閲覧されているアカウント「ユイカとヒロシ」を運用する株式会社リソースクリエイション「広報ユイカ(25)」(以下:ユイカ)さんが次世代の採用手法を徹底解説する。
企業の採用アカウントが月間1200万回以上再生!
現在、「ユイカとヒロシ」という企業アカウントでは、25歳の広報担当「ユイカ」と、35歳の取締役「ヒロシ」が社内の日常風景を、週5日TikTokに投稿している。
同アカウントは月間で合計1,280万回再生された(2022年3月実績)。なかでも「取締役のお菓子勝手に食べてみた」と題した動画では、4万2,800いいね、280万回再生、合計再生時間は1万1,500時間で、最も反響があった。
TikTokに動画を投稿し始めたキッカケは、自社の採用のため。
社員を募集している旨をショート動画で発信したところ、1週間以内に20件以上の応募がきた。拡散力・応募効果が求人広告を超えるほどの反響があり、次世代の採用手法だと確信している。
就活、失敗しました
2019年卒のユイカが就職活動をしていた頃、「求人広告を見ても入社後のイメージが湧かない」ということが一番の課題だった。
新卒で入社した会社の環境に馴染むことができず、早期離職。毎日働く職場の環境は、仕事内容以上に大切だと身をもって痛感した。しかし当時は、TikTokのような動画で社内を伝える風潮はなく、リアルな雰囲気は入社してみないと分からない。
きっと同じ課題で悩んでいる人は沢山いるはず。そこで、入社する時のミスマッチを最小限に抑えるために、「リアルな社内の様子を動画で公開する」という発想に至り、転職先でのリソースクリエイションで「ユイカとヒロシ」のアカウントを開設することに。
アットホームな会社ということもあり、取締役のヒロシとは仕事の相談だけでなく、恋愛相談もできるほど距離感が近い。いつものふざけ合う光景をTikTokに投稿したところ反響がよく、「ユイカ」と「ヒロシ」を結成したきっかけになった。
それ以降、上司と部下の日常風景を、ショート動画を通して伝え、入社後に働くイメージが湧きやすいような施策を打っている。
