子宮頸がん闘病の日々を、Twitterで赤裸々に明るく綴っている歌手のSHAL(@shal_uncrowned)さん。ハードロックバンド「THE UNCROWNED(アンクラウンド)」のボーカルとして、再びステージに立つことを目指している。彼女のエモーショナルで力強い歌声に、心を揺さぶられてきたファンは多い。

THE UNCROWNEDのステージで歌合うSHALさん。こちらは2020年6月の発病する前のステージの写真。写真提供/SHAL

前編では、SHALさんの子宮頸がん発覚のいきさつから手術、新たなるがんの出現。そして再発といった治療経過について話を伺った。度重なるつらい状況下の中でも、「絶対に生きる」という気持ちで治療を進めるSHALさんの姿には心を揺さぶられるものがある。後編では、SHALさんの現在の状況と家族やバンド、ファンへのメッセージなどを伺った。

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抗がん剤が効いていたのに……

SHALさんのファンは国内だけでなく海外にもいて、Twitterにはたくさんの応援メッセージが届く。

おはよう。花見日和だね。元気そうで安心したよ。返事はいらないから、さわやかな笑顔を見せてくれてありがとう…etc。
ファンとの交流から、勇気やエネルギーをもらえているとSHALさんはいう。

子宮頸がんが見つかったのは、2020年6月。SHALさんの場合、がんの進行が早く、手術で子宮全摘出を余儀なくされた。1年後の2021年6月には首に新たながんが見つかり手術を受けた。8月の検査で子宮頸がんが再発。子宮頸がんの再発後の5年生存率は5%以下と言われている。

2022年2月10日、SHALさんはTwitterで余命宣告を受けたことをファンに報告した。

今日、余命宣告をうけました。 泣いたけど笑顔を作ったら少し前向きになれた。笑顔の数だけ幸せになれる。強くなれるって信じているよ! 私、諦めないで頑張って生きるからね! しゃるちゃんって余命詐欺なんじゃない!?って言われるくらいに生きるから。皆も元気でいてね

2022年2月10日Twitter(@shal_uncrowned)
2022年2月10日のコメントと共にこの写真をアップ。写真提供/SHAL
3月16日、抗がん剤が出来たうれしさをポジティブにSHALさんらしく配信。明るい配信は自分のためにもなっていると話す。Twitter(@shal_uncrowned)

底抜けに明るいSHALさん。このときの気持ちを次のように語った。

「余命宣告されたときは、正直きつかったです。だって、その前の抗がん剤がとても効いていたから。腫瘍のひとつが小さくなって成功した!って喜んでいたから。それなのにそのあと、あちこちにがんが転移しているなんて、想像もしていなかったから。最初のがんの告知や手術もつらかったですが、でもこのときが一番心が折れそうになりました。

でもこういったつらいとき、Twitterをしていて本当に良かったって思うんです。毎日見ず知らずのたくさんの人が応援してくれて、すごく元気をもらえます。中には、私も子宮頸がんで末期ですという人もいて。みなさんの言葉を読ませていただいていると、ここで折れたくない、とまた立ち上がれるんですね。きっとみんなを絶望させたくないという想いもあるのかも。やれるだけやって、『私は生きます』って言い続けるって決めたんです」