2022.04.06
# 不動産

住宅ローン「固定金利型」の見えないリスク…後から返済額が増える可能性も!

理解していない借り手が増加中

世界的に金利上昇傾向が強まり、わが国でも長期金利が上昇し、2022年2月、3月と住宅ローンの固定金利が大幅にアップした。そのため、ここからさらに上がる前に固定金利でフィックスしておきたいと、固定金利利用者が増えているといわれる。しかし、固定金利型でも変動金利型以上にリスクのあるローンがあるので要注意だ。

2月から固定金利型ローンの金利が上昇

住宅ローンには、借入後の金利変化によって適用金利が変わる変動金利型と、金利が固定されている固定金利型がある。後者の中には、完済までの金利が確定している全期間固定金利型と、2年、3年、5年、10年などの一定期間だけ金利が固定されている固定金利期間選択型がある。固定金利期間選択型は固定期間終了後に、再び固定金利期間選択型にするか、変動金利型に切り替えるかを選択できる。

そのうち、固定金利型の金利が2022年2月から上がり始めているのだ。

全期間固定金利型の代表格ともいわれる住宅金融支援機構のフラット35の金利は図表1のようになっている。折れ線グラフで分かるように、22年に入って急速な右肩上がりを見せているのだ。

図表1:フラット35の最頻・最低金利の推移(単位:%、資料:住宅金融支援機構ホームページ)

民間機関の固定金利期間選択型の金利の指標とされる10年固定も上昇が始まっている。メガバンク3行を初めとする大手金融機関では、2月から3月にかけて0.15%~0.20%上がっている。

 

いまのうちに固定金利にすべきか?

この固定金利型住宅ローンの上昇傾向を受けて、いまのうちに固定金利で借りて、金利をフィックスしておこうとする人が増えている。

住宅ローン情報サービスのモゲチェックによると、図表2にあるように、固定金利を希望する人は21年平均では新規借入れでは5.4%だったのが、22年2月には8.1%と1.5倍に増加、借換えの場合には5.7%から9.1%と1.6倍近くに増えているのだ。

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