2022.04.23

日本人は「世界一アタマが老化している」…中野信子と和田秀樹が警鐘を鳴らすワケ

「大人になってからの学び」が大事
脳科学者・中野信子氏と精神科医・和田秀樹氏が初の対談本『頭のよさとは何か』(プレジデント社)を上梓した。「バカの再生産システム」を抜けだせ、と刺激的なメッセージを発する同書より、その一部を特別公開する。

「頭のよさ」と「頭の若さ」

和田 日本人の平均年齢(平均寿命ではない)は48.36歳で、なんと世界一(2019年データ)。その意味で、これからの日本人の「頭のよさ」について考えるときに避けて通れないのが高齢化です。

いくつになっても頭がいい状態を維持する、つまり、「頭が若い」とか「頭を老けさせない」ことがすごく大事だと思います。要するに、「歳をとっても若い」と言われる人を目指すことが大事。

「知的な人」としてテレビコメンテーターに引っ張りだこの社会学者・古市憲寿さんにしても、メディアアーティストの落合陽一さんにしても、頭がいいことはもちろんとして、なにより思考が柔軟で、すごく「頭が若い」感じがするじゃないですか。

中野 ええ。

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いくつになっても「面白い」と言われたい

和田 僕自身は61歳になる“ジジイ”だから余計に感じるんですよね。

やっぱり、人が誰かの話を聞こうとしたときに、頭の固いおじさんではなくて、頭が若くて話の面白いおじさんを選ぶでしょう? 説教くさい話をするわけでも、知識をひけらかすわけでもなく、「でも、この人の話って面白いな」と感じる人を。

だから僕も、70歳になっても、80歳になっても、「和田秀樹って、ほかの人と違う、面白いことを言ってるじゃん!」と思われたい。

この10年くらい、自分が歳をとってきたことを自覚するようになったので、とりわけそういう願望が強くあります。

そして、「すごく頭がいい」プラス「脳の老化予防」を実現するための鍵は前頭葉が握っている、と考えているんです。

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