「50代に生命保険は不要」FPのアドバイスを“鵜呑みにしてはいけない”理由

専門家の助言に右往左往する夫婦

保険をやめると呪いにかかる?

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「保険を途中でやめると、本当に呪いがかかるんでしょうか?」

ファイナンシャルプランナーとしてお客様からライフプラン相談を承る筆者の元に来られた山本さんの奥様(仮名 53歳、専業主婦)は、目元を潤ませながらそう訴えられました。

呪い?なんとも物騒な言葉に戸惑う筆者の目の前で、「変なことを言うんじゃない」とご主人(62歳)が少し強い口調で奥様をたしなめられました。このようにご夫婦で意見が違う局面では、丁寧に背景を伺う必要があるので、まずは奥様になぜそう思われたのか問いかけました。

「実は先日、主人に言われて、保険会社に保険の解約を申し出たのですが、営業の方が自宅に来られ、『保険って不思議なもので、やめたとたんに不幸が起こったりすることが意外に起こるんですよね。やはり保険はお守りなんですよね』と意味ありげにおっしゃって。それを聞いたら恐ろしくなって保険はやっぱりやめない方がいいのではないかと思ったんです」

なるほど、これは気になりますね。職場結婚だとおっしゃる歳の差夫婦。奥様は本当にご主人のことが心配なのでしょう。自分が解約の申し出をしたせいで、頼りのご主人に万が一のことが起こってしまったらと不安でしょうがないのです。

 

保険会社の営業の方はその後も、定年を迎えたとたんこれまでのご苦労がたたって脳梗塞になられた方のお話や、忙しくて検診もろくに受けてこなかった定年前後の男性が、気付いたら末期のガンでお亡くなりになったなどといったお話もされて、医療保険のご案内を置いて帰られたそうです。

奥様は「本当に恐ろしくて。最近は夜もぐっすり眠れません」と、まさに呪われた状態でした。

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