2022.03.30
# エンタメ

『ミステリと言う勿れ』と『鬼滅の刃』、二つの大ヒットコンテンツの「意外な共通点」

※本記事は『ミステリと言う勿れ』と『鬼滅の刃』のネタバレを含みます。

月曜夜9時放送のドラマ『ミステリと言う勿れ』(以下、『ミステリ』)が3月27日に最終回を迎えました。

多くの方がこの作品の主人公・久能くんの言葉にさまざまな感情を揺さぶられてきたと思います。わたしもそうした視聴者の一人です。

ところで、『ミステリ』が放送される月曜日夜9時のおよそ10時間前に放送されていたのが『鬼滅の刃 遊廓編』(日曜深夜放送で、2月13日に最終回が放送)です。

『ミステリ』と『鬼滅の刃』。

2010年代の終盤から2020年代の頭にかけて大ヒットを記録したこの二つの作品を見ていると、両作の共通点を意識させられることが何度かありました。

その共通点とは何か。それは、この二作品がともに、「癒す男の子/青年」を主人公に据えているということです。

「癒す男の子」ってどういうことだ…? とお思いの方も多いと思いますので、以下、説明していきます。

 

苦悩を整える

『ミステリ』は、大学生の久能整(くのう・ととのう)くんがさまざまな謎解きをする作品です。普通に謎解きをすればただのミステリですが、同作の謎解きの特徴は、謎を解く過程で久能くんがしゃべりまくること。

ご覧になった方はよくわかると思うのですが、この久能くんのおしゃべりは、人を癒しているところにあるように見えます。たとえば、久能くんの「いじめ」にまつわるおしゃべり。ドラマ放送後、いじめに関する久能くんの意見が大きな話題になりましたが、そこには「癒し」の要素が含まれていたように思います。

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