2022.03.31

「結末を知ってからコンテンツを見たい」…若者がハマる「ネタバレ消費」の驚くべき実態

「面白いところだけ見たい」

「ホラー映画は好きなんですけど、怖すぎるのはイヤなんですよ。事前にどのシーンが怖いのか把握してから見たいので、ネタバレは全然アリですね」

こう答えるのは、筆者の知人である20代前半の男性。続けて、「ゲーム実況も好きです。でも、長々と見ると時間がもったいないので、面白いところだけみたい。なので、コメント欄を参考にしてスキップしながら見ています」と話す。

果たしてそれが本当に「正しい楽しみ方」か否かは置いておこう。確実に言えるのは、上記のように事前に内容を把握してから楽しむ、すなわち、“ネタバレ”を積極的に活用してコンテンツを享受する若い世代が多いという事実である。

〔PHOTO〕iStock
 

博報堂の子会社であるSEEDATAの調査によると、20代の5割以上が映画やドラマなどのコンテンツを視聴する前にネタバレを見たことがあるという結果が明らかになっている。「ハズレを引きたくない」、「最短距離で自分の好きなものとマッチングしたい」、そういった心理が顕著になるなかで、Z世代を中心に「ネタバレ消費」は市民権を得つつある。

冒頭の男性に、「事前に内容を把握していない映画を見るとしたら、やっぱり映画館の2時間って長いと感じる?」と聞いてみた。すると、

「自分に合っている映画だったら、そうは感じないと思います。でも、途中で「この俳優、他の作品にも出ていたよな。名前なんだっけ」とか気になるじゃないですか。だから、スマホで調べたいんですけど、映画館でスマホを見ると目立って、周りから怪訝な顔をされる。調べたいのに、調べられない。そういう意味では耐えられないから、事前に知っておきたい」

とあっけらんかんと答える。“バレ”を求める背景には、さまざな理由が折り重なっているというわけだ。

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