2022.03.31

新型モラハラ「察して病」のリアル…モラハラ加害者が頭の中で考えていること

こうして「負のサイクル」は続いていく

ここのところ、新しいモラハラ「察して病」を目にする機会が増えた。モラハラとは、モラル・ハラスメントの略語で、「態度や言葉によって相手を傷つける嫌がらせ」を意味する。

これまでよく知られてきたモラハラの事例としては、

・「お前は何をさせてもダメだな」などと暴言を浴びせる
・話しかけられてもため息をつくだけだったり、無視したりする
・子供に「お前のお母さんは本当にダメなやつだ」と悪印象を植え付ける
・大声でどなり、相手をひるませる

といった行為が挙げられる。2020年に「エン婚活エージェント」が行った調査では、離婚理由の第3位にDV・モラハラが挙げられている。モラハラという言葉が広まるまでは身体的な暴力ばかりが問題視されてきたが、相手の尊厳を傷つける行為一般が「モラハラ」として夫婦仲を壊しているのだ。

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新しいモラハラ「察して病」

さて、「モラハラが問題になっている」ことまでは多くの人が知るよしとなった。しかし、”モラハラの現場”がどうなっているかについては、大半の人が知らないままだ。なんとなく、いかつい外見をしたパートナーが「誰のおかげで食べていけると思っているんだ!」と昭和なセリフを吐くところまでしか、想像できないことも多い。

だが、実際のモラハラは「察してくれない怒り」から始まる。筆者はこれまでに、モラハラの加害者・被害者の両者に対して多数のヒアリングを実施してきた。その実体験から申し上げると、モラハラ加害者は「なぜ自分の状況を理解してもらえないのか」に怒りを抱く傾向にある。

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