2022.03.31
# エンタメ

朝ドラ『カムカム』「アニーが安子であってほしくない」と思うモヤモヤの正体

3つの観点から掘り下げる

「安子やな」「安子やないな」の応酬

ついに残り1週あまり。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)が異様なほどの盛り上がりを見せている。週5日・半年間にわたって放送される長丁場の朝ドラは、「終盤が尻つぼみになる」と言われがちなだけに、同作がいかに視聴者を引きつけているかがわかるだろう。

その盛り上がりを生んでいるのが、終盤に入って新たに登場したアニー・ヒラカワ(森山良子)。現在ネット上はアニーの存在をめぐって、「ほな安子やな」、「やっぱり安子やないな」、「絶対に安子やろ」、「それなら安子ちゃうな」という声が飛び交うミルクボーイの“コーンフレーク漫才”のようになっている。

NHK『カムカムエヴリバディ』公式サイトより

アニーは24日の初登場シーンから「安子説」と「安子とは別人説」の真っ二つに分かれていた。しかし、28日から30日の放送にかけて、いわゆる“におわせ”シーンを連発。

・「彼女(ひなた)を見ていると自分のことを思い出すの」とつぶやく。
・甥のジョージ(ハリー杉山)が「岡山へ行かずに帰っていいの?後悔しないと言える?」と尋ねる。
・「ひなたは自分でも不思議でした。母・るいにも話せなかったことをどうしてアニーに話してしまったんだろうと」というナレーションが流れる。
・伴虚無蔵(松重豊)が「メリケン育ちとはにわかに信じがたい」と語る。
・回転焼きを2つに割ってあんこだけを食べる。

これらの“におわせ”シーンに加えて、テレビ誌などで解禁された最終週予告を見て、「安子で決まり」などと断定する書き込みが目立ちはじめている。

 

しかし、気になるのは「本当にアニーが安子だったらがっかり」という落胆や、「あと1週余りしかないから仕方ないのかな」というあきらめなどのネガティブな声が多くを占めていること。なかには、「どうか別人であってほしい」と祈るようなコメントや、「それでも私は安子説の反対派」という主張、「アニーは錠一郎の母親説」を掲げる声もある。

日に日に「安子説」が濃厚になっていく中、なぜ視聴者は「アニーが安子であってほしくない」と思っているのか。モヤモヤの正体を3つの観点から掘り下げていく。

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