2022.03.26
# リフォーム

4000万のマイホームの「メンテ」をサボった60代夫婦、そのせいで「500万も損」したワケ

住宅の購入は人生でもっとも大きな買い物の一つです。しかし、購入したはいいものの、維持・管理をきちんとしていないと、予想外の出費に見舞われることになります。リフォーム事情などに詳しい一級建築士の尾間紫さんが実際の事例(プライバシーに配慮してアレンジを加えています)をもとに、解説します。

約500万円の想定外の出費

横浜市内の分譲住宅地で、築30年の一戸建てで暮らす60代の山本幸次さん、ひろ子さん(仮名・以下同)ご夫婦。子供たちも無事に巣立ち、いつかはこんな暮らしがしたいねと話していた、念願のリフォームをすることにしました。

キッチンや浴室、トイレは最新の設備に交換し、内装も新しくして、庭にはウッドデッキを設置する……そんな夢いっぱいのリフォーム計画を立てていました。

〔PHOTO〕iStock
 

ところが、リフォーム会社に家を見てもらったところ、大問題が発覚。500万円以上の想定外の出費が必要になってしまったのです。その出費のせいで、内装を一新するなどもともと希望していたリフォームもできなくなってしまいました。

なぜ、そんなことが起きてしまったのでしょうか。

それは、ご夫婦が家の維持管理をおざなりにしていたことで、家そのものが危険な状態に陥ってしまっていたからです。

このような話をすると、「よく聞く話」と他人ごとのようにおっしゃる人もいます。しかし金額の多少はあれども、現場では本当に「よくある話」で、知らない間にわが家という大切な資産が目減りしてしまっていることもあるのです。

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