2022.03.28
# 不動産

娘の「お受験」か「品川のタワマン」か…40代男性に突きつけられた“究極の二択”

このままでは、家計が破綻する…

古川崇さん(46歳・仮名、以下同)は、専業主婦の妻・美代子さん(38歳)と一人娘の結衣ちゃん(3歳)との3人暮らし。妻のたっての希望で品川エリアのタワマンを購入し、幸せな生活を送っていたことは【前編】『40代男性の「堅実な人生」を狂わせた、「品川のタワマン」の意外な落とし穴』でも触れた通りだ。

しかし突然「マンションの修繕積立金が値上げされる」との通知があり、騒然とする住人たち。娘の小学校受験を控えた崇さん一家は、タワマン住人が繰り広げるドロ沼な論争へと巻き込まれていく…。

2022年、タワマンの修繕費が一斉に高騰する?

一般的なマンションでは、おおよそ12年に一度の周期で大規模修繕が行われる。長期修繕計画に基づいて修繕のための資金を各戸から徴収し、積み立てておいた修繕積立金がその原資となる。

ところが近年、タワマンを中心に修繕のための資金が不足し、修繕積立金が値上げされるケースが相次いでいる。タワマンは、通常のマンションに比べて大規模修繕工事のコストが2倍以上かかるともいわれるが、費用が膨らむ一因として、仮設工事費用がある。

Photo by iStock
 

低層階は通常のマンションと同様に鋼製足場を組み、中・高層階ではゴンドラを使用して修繕作業を行なうことが多いのだが、それには大掛かりな装置が必要となるため、どうしても修繕工事費用が高額になってしまうのだ。

さらに、建築業界の人手不足により人件費が上昇傾向にあるため、大規模修繕の費用そのものも全体的に値上がりしている。タワマンの場合、新築引き渡し時とくらべて、月々の修繕積立金が3倍や4倍に値上がりすることも珍しくない。

SPONSORED