2022.03.25
# 中国

もはや“アリ地獄”…「ゼロコロナ政策」に固執する習近平の思考回路

感染わずか98人で深圳・東莞都市封鎖

1700万人都市と900万人都市を

3月14日、中国広東省の2つの大都市である深圳市と東莞市は、コロナウイルスの感染拡大で一斉にロックダウン(都市封鎖)となった。両市は地下鉄・バスの運行を停止し、全住民に不急不要の移動を禁じた他、深圳では居住区域単位での「封鎖管理」も実施されていた。

深圳  by Gettyimages
東莞   by Gettyimages

3月20日になると、深圳のロックダウンは一旦解除されたが、この原稿を書いている3月22日現在、東莞のそれは依然として解除されていない。両市に対する上述の封鎖措置の実施は市民生活と地元の経済を直撃するだけでなく、中国経済全体に与える悪影響は決して小さくはない。

 

大経済都市の深圳市は居住人口1756万人、2021年に創出したGDPは2.77兆元(約52兆円)に上って、中国各都市の中では第3位である。

東莞市は居住人口946万人、同じ2021年の域内GDPが1.08兆元(約20兆円)である。

つまり、前述のロックダウンによって、居住人口が合計で二千数百万、GDPが70兆円を超えるところの、中国有数の「経済成長センター」の1つがいきなり機能不全に陥ったのだから、それは中国経済に与える打撃の大きさが測りきれない。

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