2022.03.23

「20歳娘の素行を調べて」 よくある探偵調査のはずが、尾行で発覚した「想定外」の事実

探偵への依頼案件は浮気調査を中心に「男女関係」が主たる相談内容となる。このため私たちは日々様々な人間関係に遭遇しているが、中には事件へと発展しかねないと感じるケースも存在する。その1つの例として挙げられるのが「ストーカー行為」につながるおそれのある場合だ。

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国内の「ストーカー事案」の実態は

まずは国内のストーカー行為に関する実態を押さえておきたい。

警視庁の「ストーカー事案の概況」によれば、ストーカー行為等に関する相談件数は、平成28年には2,586件であったのに対し、令和2年には1,232件と約半分に減少している。一方、ストーカー行為の検挙に関して見ると令和2年のストーカー行為の検挙は126件と、前年に比べ29件も増加している(なお平成28年は149件)。

こうしたデータに加え、私たちのもとに寄せられる数々の相談内容からも「ストーカー行為」が社会の裏面で顕在化してきているのではないかと感じる。こうした行為の心理の中には、恋愛感情が入り混じっていることもあり、一旦、こじれると暴行や傷害など、人身への加害に発展する場合もあるので要注意だ。日々私たちが直面する現場で何が起きているのかを見ていこう。

(※登場人物のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています)

 

最初は全く「別の依頼」だった

今回紹介する案件は、当初、ストーカー被害とはまったく別のものであったが、調査の過程で予想もしなかった事実に遭遇し、意図せず、現代社会の闇を垣間見る結末となった。

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