2022.03.23
# マンガ # 相続

「パパの遺産、全額私がもらう」ごくつぶし三姉妹のヤバい言い分に、秘書が仕掛けた壮絶逆襲【マンガ】

2022年の税制改正では「相続税と贈与税の一体化」がなされるのではないかと目されていたが、発表された2022年(令和4年)度の与党税制改正大綱によると、ひとまず改正には至らなかった。一方、住宅資金贈与の非課税特例の内容が変更となるなど新しいポイントもあり、依然として「相続のルール」の注目度は高い。

相続の注目が高まるなか、青年漫画誌「イブニング」にて連載中のマンガ「相続探偵」(原作:西荻弓絵、漫画:幾田羊)が大きな話題を集めているのをご存知だろうか。原作を担当する西荻さんは、『ケイゾク』 『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』『民王』など大ヒットドラマの脚本を手掛けた実力派だ。

人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある…高齢化社会となった日本は、まさに大“争族”時代。本作では、相続にまつわるトラブル専門の探偵・灰江(はいえ)が難解な問題に挑んでいく――。そこには相続や遺言にまつわるヒントや気づきが大量に散りばめられている。

本作の構想について、西荻さんは、「『相続探偵』というタイトルを当時の担当編集から聞き、面白そう!と飛びついたのがきっかけです。相続は、誰もが直面する人生の一大事ですから。構想は、必死です。まずキャッチーなタイトルを考えて、灰江たちならどう解決するかを考えます。その上で監修の先生方にいろいろご指摘、ツッコミを頂き、修正していきます」と語る。

「相続探偵」(原作:西荻弓絵 漫画:幾多羊)
 

カネを無心する三姉妹

本記事では灰江が遭遇した、驚きの相続トラブルを紹介する。

亡くなったのは、大御所ミステリー作家の今畠氏。作品が数多くドラマ化しただけあって、豪華なお通夜が催され芸能関係の弔問も多数見られた。そこで噂になったのは今畠氏の莫大な遺産の「相続」についてだった。

「しかしまぁ遺産相続が大変そうだ。なんたってあの、ゴクツブシのお嬢さん方だからなぁ」

「有名ですよね。あのポンコツ三姉妹。先生の晩年も秘書に全部押し付けて、結局誰も一切面倒を見ていなかったとか」

「相続探偵」より

今畠氏には三人の娘がいたが、父との関係は決してクリーンとは言えなかった。

長女・市香(36)は学生時代から遊び呆けて散財。3度離婚し、費用は全額今畠氏に払ってもらったという。次女・双葉(34)も離婚を経験。その後の生活費は子供の教育費を含めて今畠氏に頼りきりだった。三女・美樹(31)はパリに留学中。音大に通い、学費はもちろん、パリのマンションまで購入してもらったが、「30過ぎて何の芽も出ない音大生なんて…」と姉たちには呆れられている。

「相続探偵」より

そんな彼女たちが一堂に会したのは、今畠氏の“遺言を聞く”ためだった。今畠氏は生前に遺言ビデオを遺していたのだという。その内容は次のとおり。

「遺産の配分を申し伝える。財産のすべてを儂の老後の面倒をすべて見ていた秘書の桜庭真一氏に相続させる。

長女の市香には生前月々三百万円の生活費を渡していたが、儂の入院中、一度も見舞いに来なかった。次女の双葉には既に千葉の別荘を生前贈与している。ちなみに双葉も一度も見舞いに来なかった。三女の美樹にはストラディバリウスを買い与えた。生前に財産は十分渡しているというのが理由だ」

衝撃の内容に騒然とする姉妹たち。だが、そもそも、録音や録画等のデータは、法律で定められた遺言の形式のいずれにも当てはまらない。つまり、ボイスレコーダーやスマートフォン、ビデオカメラなどを通じた音声や動画は遺言としての法的な効力を持たないのだ。

姉妹たちは当然ビデオを「無効」と主張する。ところが、この遺言ビデオには故人からの驚きのメッセージが込められていたーー。後編のマンガ【父の遺産は1円たりとも渡さない…「もくろみ」が外れたごくつぶし三姉妹の執念と末路】を参照いただきたい。

「相続探偵」最新4巻が3月23日より発売!

関連記事