2022.03.25

医師がすすめる、1日10分で「朝までぐっすり眠れる」脳内リフレの「2つの呼吸法」

脳の感情系にダメージ

「逃げ惑う一般市民が砲撃され、小児科病院までが爆撃の対象になる。ウクライナのショッキングな映像を見ていると『嫌だ』『辛い』という負の感情だけが蓄積されて、脳も心も確実に衰弱していきます」(医師で「脳の学校」代表の加藤俊徳氏)

フレイルー。加齢に伴い活力が衰えた状態を指す言葉だ。今、世界中の人々が、さながら「戦争フレイル」とも言うべき状況に陥っている。

ただでさえ、コロナ禍で思うように外出ができないなか、家でテレビをつければ、思わず目を背けたくなるような戦乱の映像ばかりだ。

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「脳には数え切れないほどの神経細胞の集団が分布し、場所によって運動系、思考系、伝達系など8つの系統に分かれている。私はこれを『脳番地』と名付けましたが、現在進行形の戦争を目の当たりにすることは、脳の深部で喜怒哀楽を司っている感情系に強い衝撃を与える。これが、いわゆる『気が滅入る』と言われる状況です」(加藤氏)

感情系は情報を蓄積・利用する記憶系や、自発的な行動を促す思考系とも密接に連携しているため、感情系が受けたダメージは記憶力や行動力の低下に直結する。このままストレスを受け続ければ脳の機能全体がゆっくりと低下していき、待っているのは認知症だ。

こうした負のスパイラルを一刻も早く食い止めるためには、3つのプロセスが必要になる。

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