2022.03.22

ウクライナショックによる「原油急騰の悪夢」遠のく…“史上最高値更新”予想から一転した「4つの福音」

急速な後退の陰になにが?

26日前のロシア軍のウクライナ侵攻をきっかけに、降って湧いたような悪夢「原油価格の史上最高値への急騰」に対する懸念が急速にしぼんでいる。

もちろん、懸念が完全に払しょくされたわけではない。が、足元の原油先物価格の動きをみると、3月7日に瞬間的に付けた2008年7月以来の高値となる1バレル=130.50ドル(終値ベースの高値は翌8日の1バレル=123.70ドル)を天井に、16日の終値は1バレル=95.04ドルまで下げた。

先週末は1バレル=104.70ドルと100ドルの大台を回復したものの、3月初めのような勢いは見られない。

photo by gettyimages
 

この間に、ロシアに代わる供給元になろうと原油増産を目論む産油国が相次いだり、新型コロナウイルス感染症危機のリバウンドで避けられないと見られていた需要がそれほど拡大しないとの見通しが明らかになったことは見逃せない。

こうした原油急騰懸念を和らげる要因は大別して4つある。原油の大口輸入国である日本にとって福音と言うべきだ。

原油価格は、家計の大口支出である電気料金はもちろん、ガソリン代の上昇にも直結する。あらゆる商品の物流コストを押し上げかねず、先行きに気にもんでいる読者も多いはずだ。今日は、原油高騰懸念の急速な後退の陰に何があったのか整理しておきたい。

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