2022.03.23

負け続けの「EV車」開発、ソニーとホンダの提携で「日本の黄金時代」再来がようやく見えてきた…!

現在、車業界の「EV競争」で圧倒的な首位を独走しているのテスラ。国内メーカーもEV事業に大きく舵を切っているいま、創業して20年にも満たないこの企業に、日本の自動車業界はまったく歯が立たない状況にある。

しかしここにきて、そんなテスラに追いつけるかもしれない希望が見えてきた。それがソニーとホンダの提携し設立した新会社だ。前編記事『ここにきて、EV車でソニーと組んだホンダ「本当の目的」のウラに「意外な本音」があった…!』では業務提携から会社設立までのその内幕を報じた。

ソニー創業者の井深大とホンダの本田宗一郎は親友同士でもあった。チャレンジ精神と創造性を土台に世界を切り開いた両者のスピリットが息づき、タッグを組んだ今、再び日本の自動車が世界で一人勝ちする日がやってくるかもしれない…。

戦場は「自動運転」

傍から見ると、おかしな組み合わせだったが、井深は二つ歳上の本田を「おあにいさん」と呼び慕った。本田のほうもビデオの規格競争に敗れたソニーの「ベータ」を頑として使い続けたのは、井深への愛情に他ならなかった。唯一無二の関係だった二人は互いの哲学に共鳴していた。

〈ふたりとも人真似が嫌いですから、いままでにないものをつくろうと、いきなり大きな目標を立ててしまいます。(中略)すでにある技術や手法にこだわらず、とにかく目標に合ったものを探していく—そんなやり方を、私も本田さんもしていました。

(中略)自分のつくったものに対しては、本田さんも私も、ある意味で大きなプライドを持っていました。会社の規模とか、よそよりお金を儲けているとか、そういうプライドではなく、自分たちの技術力へのプライドです〉
(井深大『わが友本田宗一郎』より)

カーライフジャーナリストの渡辺陽一郎氏もこう言う。

「ホンダとソニーの社員は創業時からあるイノベーションを追求する社風の中で育ってきた。

両社とも、マーケットを重視し顧客のニーズをくみ取り製品開発するのではなく、『作り手がいいと思うものを作る』会社です。この独創的な二社がタッグを組むことで我々の想像の上をいく車が誕生するかもしれません」

ソニーグループ株式会社代表執行役会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏(右)と本田技研工業株式会社取締役代表執行役社長兼CEOの三部敏宏氏(Photo by gettyimages)ソニーグループ株式会社代表執行役会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏(右)と本田技研工業株式会社取締役代表執行役社長兼CEOの三部敏宏氏(Photo by gettyimages)
 

もっともテスラはすでに何周も先を走っている。ホンダとソニーが追いつくためには強力なターボエンジンが必要となるだろう。そのターボの核となりうる技術がある。「自動運転」だ。

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