2010.08.01

楽天イーグルス 岩隈久志 「ダルビッシュとは違う、僕の美学」

「理想は27球で9回を投げきること」29歳右腕が語る「エース論」
FORZA STYLE

 楽天の本拠地Kスタ宮城で遠投。右投げ右打ちだが、もともとは左利きで、食事や字を書く時は左手を使う

 「"岩隈が投げれば大丈夫"と仲間の誰からも思われるような信頼を築くことが一番大事。連敗を止めるとか、どうしても負けられない試合で必ず勝つピッチャーがエースだと思います」

  しかし、翌週7月16日の北海道日本ハムファイターズ戦(クリネックススタジアム宮城)は、一転して乱調だった。ストライクとボールがはっきり分かれ、決め球が甘く入って序盤の3回までに5失点を喫し、負け投手となる。

  '08年に21勝し沢村賞をとった岩隈は、日本球界を代表する投手の一人だ。今シーズン前半戦の6勝5敗という数字だけを見ると苦しんでいるように思えるが、岩隈に気にした様子はない。

「勝ち星はついてきていないんですけど、調子は悪くないし、ゲームは作れている。もちろんこれで勝てればベストなんですが・・・そこはあまり気にしていません。

  ピッチングで僕が一番気にしているのは、軸足に力をためること。そうすれば、力強いボールが投げられます。丹田(東洋医学で気がたまるといわれるヘソの下の部分)を意識してしっかり立ち、そこから前に体重を移動させて腕を振っていく。力むのはリリース時だけです。今シーズンはそれができているので、不安はありません」

  防御率はリーグ2位の2.55で、18試合の登板で137回2/3の投球回数は一試合平均で7イニング以上を投げた計算となる(7月20日現在)。確かに先発投手としては誇るべき成績だろう。だがエースだけに、楽天の投手コーチである佐藤義則(55)の評価は手厳しい。

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