習近平「台湾併合の夢」を萎ませたウクライナ戦争プーチンの沈没

もし電撃戦が成功していたら次は……

習近平の挙動不審

ロシアによる現在進行中のウクライナ侵略戦争に関し、中国の習近平政権は開戦の以前からそれを後押しして、プーチンの戦争に事実上加担した経緯がある。

2月4日、北京五輪開幕式に合わせてプーチンが中国を訪問した時、習近平が彼と長時間の会談を行い、「NATO拡大反対」というロシアの主張に対し、中国としては初めて支持するとの態度を明確に示した。

by Gettyimages

その一方、ロシアからの天然ガスの輸入を今後において大幅に増やすことも約束した。そして中露首脳会談の共同声明においては、双方は両国関係の性格についてそれが「無上限・無禁区」の関係であると宣言した。ある意味では習近平はこの時からすでに、プーチンの戦車に乗ってしまったのである。

 

習近平からの後押しがあったからこそ、北京から帰国したプーチンがさっそく戦争の準備に取り掛かり、そして中国の意向を汲んで北京冬季五輪の閉幕を待って侵略戦争の発動に踏み切った。ロシアが開戦した2月24日当日、中国は間髪入れずにしてロシアからの小麦の輸入を全面的に開放すると発表した。それは明らかに、ロシアの侵略戦争に対する経済面での支援であろう。

国際社会からの批判と西側の反発を招くことを覚悟の上、中国は堂々ロシアの侵略戦争に加担したのは一体何故か。そこに習近平のさまざまな思惑はあるが、そこのキーワードの一つはやはり「台湾」である。

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